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【熊本地震後のペンションダイアリーの近況報告】

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10月2日からは「熊本地震被災からの全録・あの日がなければ




目次

更新。各日付の箇所へ移動します。

8月1日
8月2日
8月3日
8月4日
8月5日
8月6日
8月7日
8月8日
8月9日
8月10日
8月11日
8月12日
8月13日
8月14日
8月15日
8月16日
8月17日
8月18日
8月19日
8月20日
8月21日
8月22日
8月23日
8月24日
8月25日
8月26日
8月27日
8月28日
8月29日
8月30日
8月31日


更新 平成28年8月1日6時


★「南阿蘇鉄道」部分運行開始


地震以降不通になっていた南阿蘇鉄道が、被害が少なかった区間だけ、
運行を再開しました。
「高森」⇔「中松」間だけです。
トロッコ列車も走ります。

出発式には大勢の地元民・観光客・報道が押しかけ、
プラットホームや車内は人でいっぱいだった。

でも行き先表示の「中松」が「立野」に戻るのはいつの日か。
集まった人達の中で、そんな事を考えていたのは、私だけかな。

いや今はそんなことは考えないようにしよう。
部分運行も復興への第一歩だから。

バックの山は、阿蘇五岳のひとつ「高岳」。


★「河陽F遺跡」に過去の地震の痕跡が


現在皆さんが通行しているメルヘン村の下の道には、「河陽F遺跡」が埋まっています。

平成12年立野ダムの建設に伴う発掘調査が行われました。
その結果、縄文時代の草創期(今から約12000年前)から弥生時代・古墳時代・平安時代の、
遺物が見つかっています。

その発掘調査の時、7月10日付けの解説書を書かれた熊大の先生も立ち会って、
地層から昔の地震の痕跡を見つけられていました。
約2000年前のことだそうです。

そして今回の地震。
やはり地震は繰り返されるのかな。

写真は地震前撮影。


道路拡張工事で邪魔になった看板は、道路の片隅に放置されていた。
もう誰もこの看板には興味を示さない。
忘れられて、このまま風雨に晒されて、朽ちていくのだろう。

でも2000年後には、ここは再び地震に襲われるのだろうか。


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更新 平成28年8月2日7時


★驚きと感動


写真は5月27日に掲載した「床瀬川橋」ですが、
その後の大雨で、この木製の標柱が流されてしまった。
もっともその事を知ったのは昨日だったが。

そしてこの標柱が見つかったのは、
ナント熊本県荒尾市の海岸だった!


標柱は、黒川集落→黒川→白川→熊本市→有明海→荒尾の海岸までを流れていった。
んーすごいことでは。

その標柱は荒尾市から南阿蘇村へ返還され、
もとあった場所へ設置される。
と教育委員会の話だ。


そのことを地元のテレビで報道された。
その時使用された写真は、私が撮ったものだが、
テレビ局から写真使用の電話がかかった時、
思わず「荒尾って、あの荒尾ですか!」と言ってしまった。
それほど驚いたからだ。

しかし遠く離れた所へ、よく流れ着いたものだ。
驚きと感動の一件でした。

熊本地震では、色々と不思議な事が起きているな。
下のテレビも奇跡といえば奇跡では。


★テレビ救出


ダイアリーに戻った時、ダイアリーママは厨房で必要な道具を探していた。
自分は何を持ちだそうかと思案していた所、プレイルームのTVに気づいた。
でも液晶が割れていたら映らない。
反対に割れていなかったらと、一縷の望みを持ってTV取り出しに挑戦した。


すぐ上には、崩れてきたレンガの塊がのしかかって絶望的。
しかし少しずつレンガを動かし、散乱している本も取り除いて、横から引きずり出した。
この時はダイアリーママも、助っ人として参加していた。


二人共、汗ビッショリでやっとの思いで引きずり出すことが出来た。
ラッキーな事に、液晶は割れていなかった。
倒れる方向がよかったのか。
でも裏側は傷だらけだった。
直ぐ側でリモコンも見つかった。


早速仮設に戻って、電源を入れたら映った!
先日の電話機・FAXといい、
ノートパソコンもプリンターもブルーレイレコーダーも動いたので、大変嬉しかった。
皆んな結構頑丈に出来ているのですね。


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更新 平成28年8月3日6時


★ミルクを流しこんだ南阿蘇平野

昨日の早朝、シュウの散歩に出かけたが、
雲海が発生していたので、急遽撮影に向かった。

撮影場所は「観音桜展望台」です。
南阿蘇平野(本当はこの言い方は無いが、私が勝手に言っているだけ)一面を、
ミルクを流しこんだような、淡い乳白色の雲海が覆っていた。

本当はもっとハッキリした雲海を期待したが残念。
長年写真を撮っていると、よくある事で、また出直そう。

拡大写真は「こちら


撮影に行った観音桜展望台には、今はテレビの仮設の中継所が設置されている。
元々は夜峰山に中継所があり、南阿蘇をカバーしていたけど、
今回の地震でその中継所も大きく傾き、使用出来なくなってしまった。
そこでここに仮設の中継所が置かれた。

ここに来てまでも、地震の影響を目にする。


ところで「観音桜」とは、写真のように牧場の中に咲く一本桜です。
またバックは南阿蘇が一望でき、ロケーションも抜群です。
近年有名になり、「一心行の大桜」と共に、南阿蘇を代表する桜になりました。


雲海の撮影がイマイチだったので、
帰り際その牧場に群生していた「宵待ち草」も撮った。


足元には「昼顔」もひっそりと咲いていたが、淡いピンク色だから目立った。


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更新 平成28年8月4日6時


★八ヶ所目のボーリング調査


メルヘン村の地質調査のボーリングも八ヶ所目に入りました。
かつてメルヘン村の進入道路だった所です。
ボーリングはもうそろそろ終わりかな。


★朝食に摘みたてのブルーベリー


今みなし仮設として、営業していないペンションをお借りて生活しています。
そこの庭にブルーベリーの木があり、ちょうど実が熟していて食べごろです。


家主の方が食べていいと言われたので、摘んで朝食のヨーグルトにトッピング。
やっぱり摘みたてはいいです。
甘酸っぱい風味が口に広がり、ヨーグルトによく合います。

被災後、めまぐるしく変わる生活環境に疲れた身体には、嬉しい朝食。
そしてスピーから流れてくるピアノの演奏に、久しぶりのプチ贅沢な朝食でした。

さあ今日はこれから、
役場へダイアリーの解体申請をして、ダイアリーに戻ってあれとこれを持ちだそう。
やれやれ、せっかく豊かな朝の時間を過ごしたが、現実はこんなものです。


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更新 平成28年8月5日6時


★熊本地震の記録

最近二冊の本を購入しました。


日経BPの「検証熊本大地震」と、熊本日日新聞の「特別縮刷版・1カ月の記録」です。



新聞の縮刷版では、地震発生時号外が前震と本震二回にわたって、
発行されていたのですね。


本震発生から中学校の体育館に避難していたので、
新聞やTVが無く、情報はロビーでの避難者達の会話だけだった。

その中で一番衝撃を受けたのが、「阿蘇大橋崩壊」だった。
ロビーには悲痛な叫び声が聞こえた。
自分も信じられなかった「あの大橋が落ちた・・・」。



日経の本には、熊本地震発生のメカニズムや、建物・大地の被害状況も掲載されている。

いくら地震の度に建物の耐震基準を強化しても、
それ以上の巨大地震には、人間は太刀打ち出来ないってことか。
特に今回のように、立て続けに二度の激震に襲われた時には。

京大火山研究所から写した、メルヘン村も載っていた。


それにしても災害が発生した当時、周辺の離れた地区には多くの情報があっても、
一番知りたい被災者には届かない。
インフラが寸断されて、テレビの中継塔も被害を受け、
一時孤島となった地区だからどうしようもなかったのか。


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更新 平成28年8月6日6時


★宇宙から復興の光が


5月3日に掲載しました、南阿蘇村下田地区の下田西宮神社の石の鳥居です。
鳥居はまだそのまま放置してあります。
今はここまで手が回らないのですね。
仕方ないですね。
でもいつ何時、倒壊しないか心配です。
すぐ側には旧国道も走っているので。

倒れかけている鳥居にも、夏の星々が輝いていた。
大地がいくら傷ついても、四季の景色は必ずやって来る。
そこには宇宙からも、季節の輝きが降り注ぐ。
それは希望の輝きにもなる。

撮影は鳥居の右側に街灯が点いて、夜空が明るくこれ以上は無理だった。
逆に鳥居がハッキリ写ったが。

はくちょう座に、天の川が縦に薄っすらと、雲のように写っているがわかりますかね。
右側の石柱から、右斜め上へ薄い雲のように見えるが。

拡大写真は「こちら
星座名入りの拡大写真は「こちら


鳥居の反対側からの撮影。
街灯は左側にある。
写真の中央が南天。

今度は街灯がない「あの場所」で撮影してみようかな。
天の川もハッキリ写るだろう。


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更新 平成28年8月7日6時


★今日は立秋

季節の移ろいは早いもので、今日は暦の上ではもう「立秋」です。
日中は相変わらず厳しい暑さだが、早朝は空気が冷たく、秋を感じられるようになった。


道端の「サイヨウシャジン」は、青紫の花が朝露に濡れていた。


トンボのアカネも朝日に輝いて、田んぼの上を飛び回っていた。
被災地も、季節は秋へと移りつつある。


★ボーリングも佳境へ


メルヘン村のボーリング調査もいよいよ佳境に入ってきました。
これで九ヶ所目です。


崩れが一番酷かった場所をボーリングしていました。
結果が早く知りたい。


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更新 平成28年8月8日7時

★立秋の朝焼け


昨日の早朝の散歩の時、見た朝焼けは、見事だった。
空を覆い尽くした雲が、赤色からオレンジ色へと変わって、感動のドラマを見せてくれた。
日中はまだまだ厳しい暑さが続くが、
朝の空気の冷たさは、秋が近づいているのを感じさせる。

拡大写真は「こちら


★新阿蘇大橋完成は数年後


先日、道路などの復旧状況や、今後の見通しの説明会があった。

それによると「新阿蘇大橋」と「国道57号線新ルート」の完成には、数年かかるらしい。
「国道57号線新ルート」は途中新しいトンネルを作るからだ。

熊本市街地へのルートで、復旧が一番早いのは、俵山バイパスで、
年内開通の予定だ。
でもここも冬期は道路凍結の恐れがあるが、
ミルクロードよりもいいので、是非早期の復旧が望まれる。

それにしても「新阿蘇大橋」は数年待たねばならないのか。
ここが地元民の一番の念願のルートで、1日でも早い復旧を期待しています。


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更新 平成28年8月9日7時


★事故や渋滞・故障にご注意!


今、車で熊本市街地から阿蘇へ入るルートは、
「ミルクロード」か「グリーンロード」しかありません。
しかし、特にミルクロードは、乗用車や大型車が集中して、大変な事になっています。

写真は赤水からミルクロードを行き交う、クマルの行列です。
しかも平日の午前中に写しました。
黄色い矢印は二重の峠で、ここも車の列が写っています。
こんな光景見た事がない。
地震前は時々車が走る程度だった。

これだけ多いと追突事故も多発しています。
特に峠を越えて下りになった時、ブレーキを踏み続けて、
ブレーキが効かなくなって、前の車に追突してしまう、
いわゆる「べーパーロック現象」というものですね。
自動車学校で習いましたね。

「皆さ〜ん。長ーい下り坂では、エンジンブレーキを多用して、絶対にブレーキを踏み続けないでね〜」
「前の車との車間距離は十分開けてね〜」

一度でも事故が発生すると、
ミルクロードは大大大渋滞が起きて、えらいことになってしまいます。
毎日のように事故が発生して、
警察の方も対応に頭が痛いようです。

先日熊本方面に出かけたが、朝出発して、昼前には戻ってきたが、
ミルクロードは行きも帰りも事故で渋滞していた・・・。

下はそのミルクロードの現状を伝える熊本の新聞。



★それともう一つ、
所構わず車を停めないでください!

県道・村道は、地震の影響で多くの場所が通行止めや進入禁止になっています。
そして困った県外ナンバーの車が、車を停めてスマホで調べています。
しかし交差点の中やカーブを曲がった所など、
見通しが悪い場所に車を停めているので、
びっくりして衝突しそうになったことがよくあります。

「皆さ〜ん。見通しのいい場所に停車してくださ〜い」
「そこでゆっくり検索してくださ〜い」
「分からなかったら、無理をせず地元の人に聞いてくださ〜い」

夏休みに入って、県外ナンバーの車が増えてきて、よく見かけるようになった。


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更新 平成28年8月10日6時


★これも職人技


写真はあの阿蘇大橋から、1km下流に架かっている「長陽大橋」に向かう道路の、
修復工事現場です。
「長陽大橋」は辛うじて損傷は免れたが、
橋までの道路が至る所で崩落して、今は通行できません。
と言うかこの先は、道が無くなってしまった。
黄色の直線のところが道路です。

その修復工事現場ですが、
道路へ落下しそうな大きな岩を、重機が砕いていました。


しかしよく見ると、その重機は急斜面に張り付くように留まって、岩を砕いていた。
チョットでもバランスを崩せば、下の道路まで・・・。

でも上手に岩を砕いていた。
これも職人技のひとつでは。
あまり無理をせず、くれぐれも安全に作業を続けてください。

と言っても道路が復旧して、「長陽大橋」が通行可能になれば、
熊本市街地へのアクセスが、飛躍的に便利になるので、
「1日でも早く」と言うのが本音だが。

なお「長陽大橋」は「阿蘇大橋」に比べれば知名度は低いが、
この橋から熊本へのルートは、大変重要でした。

もともとこの橋は立野ダム建設に関連して架けられたが、
地震前は「阿蘇大橋」渋滞時の迂回路として、
こちらの橋も地元民にとっては大切な橋であった。

また秋には、橋から見られる北向山の紅葉が見事で、隠れた紅葉スポットでもあった。


上の写真が、その時「長陽大橋」から撮影した「北向山」の紅葉。
右側に南阿蘇鉄道の鉄橋も写っている。

今回の地震で、北向山も至る所で山肌が崩落してしまったので、
もうこの景色も見られないかも・・・。


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更新 平成28年8月11日7時


★しかし暑いですねぇ


TVでは全国的に厳しい猛暑が続いていると、盛んに報道しているが、
阿蘇もやっぱり暑いです。

網戸にセミが留まっていたので、内側から突いてみたが、逃げなかった。
セミもこの暑さでバテているのかな。

朝は秋を思わせる涼しさだが、
昼前から夕方にかけては、もうどうしようもない暑さです。

ダイアリーに戻って、少し片付けをと思っても、この暑さでは気力が起きない。
解体撤去まで時間はタップリあるので、無理をせず秋になったら本格的に始めようか。


★新しい我が家の足がやって来た


以前からこのページで車の買い替えを示唆していたが、
この度、次の車がやって来ました。

と言っても6年落ちの軽自動車ですが。

でもこの車、6年前の車だが、前オーナーがあまり乗っていないようで、
走行距離11100KM!、
ワンオーナー、
修復歴なし、
禁煙車、
車検15ヶ月付き、
ターボー搭載、
しかも4WD!

これでスタッドレスを履かせば冬期でも、
ミルクロードやグリーンロード・俵山トンネルルートもヘッチャラ。

この車は「ミツビシekスポーツ」と言い、ボディがスクエアタイプなので気に入っている。

走ってみるとターボ搭載車でそれなりの加速はするが、
今までのプレオでもスーパーチャージャー搭載していたので、同じような加速感だ。
足回りはスポーツタイプらしく、固めになっている。

これからこの車とは、どのぐらいの付き合いになるのかな。
もう歳だからそんなに永く運転はできなしい、車購入もこれが最後になるのか。

それと今まで足となって活躍してくれたプレオに「有り難う」と言いたい。
プレオは15年前の老車だが、加速が良いので気に入っていたが、
熊本地震で荒れた道路を、毎日のように走り続けて、
アチコチに障害が出てきて、限界だった。

犬のシュウも、地震発生以来三ヶ月間、この車の狭いトランクが、
犬小屋代わりとなって、大変お世話になり、
色々思い出が詰まった車だが、お別れとなった。


最後に、この「ekスポーツ」購入先は、栃木県のミツビシの販売店だった。
希望の条件をネットで調べて探し出した。
遠方で買った場合、初期メンテナンスが心配だったが、
全国のミツビシのデーラーで12ヶ月の無料サービスが受けられる。
この条件も購入を決めたひつと。
隣の大津町に、ミツビシのデーラーがあるので安心なのだ。


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更新 平成28年8月12日7時


★うろこ雲の朝焼け

先日シュウと朝の散歩に出かけたら、見事な朝焼けだった。
8月8日の朝焼け以来だった。
しかも空はうろこ雲で覆われていた。
うろこ雲って秋の雲で、久しぶりにうろこ雲の朝焼けを見た。
これからは早起きすれば、この様な朝焼けに会えるかも。



拡大写真は「こちら


同時に夜峰山も望遠で撮った。
夜峰山は横から見ると、富士山のように美しい稜線を見せる。
だから私は昔から「長陽富士」と言っていた。
頂上には、地震後使用不可能になった、テレビの中継塔が写っている。


★みなし仮設とは

皆さんは災害が発生した時、行政が仮設住宅を建設してくれるのはご存知ですね。
これは法律で決まっているそうです。

ところで今私達一家は、その「仮設住宅」ではなく、「みなし仮設住宅」にいます。
あまり聞いたことがない仮設住宅ですが。

「みなし仮設住宅」とは?
民間のアパート・マンション・賃貸の一軒家などを、仮設とみなして利用することです。
毎月の賃貸料は、県の方から支払われます。

行政としても仮設住宅は広い敷地がなかなか無く、しかも建設費がかさばり、
また建設期間もかかるので、みなし仮設のほうがいいのでしょうね。


今回の熊本地震でのみなし仮設は9600戸。
このなかに我々一家も入っています。
また東海大学阿蘇キャンパスの学生さんが、今入っている熊本市内のアパートも、
このみなし仮設が適用されています。

期間は通常の仮設住宅と同じ2年間で、
この間に新しい住居を決めなければいけない。
まだまだこれから先が見えない状態です。


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更新 平成28年8月13日7時


★熊本地震行方不明者、遺体で収容

今回の地震で、唯一行方不明になっていた、
阿蘇市の大学生が、遺体で収容されました。


地震発生当時、阿蘇大橋付近を走行中、
土砂崩れに巻き込まれて、行方不明になっていました。

梅雨が開けて、警察の捜索は再開されたのですが、
その間、学生のご両親・友人たちが独自に捜索を続けられて、
ご自分たちで岩に挟まれた車を発見。
遺留品と車の部品から確信されました。

そして今回の警察の収容となりました。
写真の黄色い矢印が発見場所。


警察による現場検証の模様。

ご両親たちによって発見されたことは、
ご家族や皆さんの思いが伝わって、引き寄せたのではないだろうか。
ご冥福をお祈り致します。

最近終日上空にヘリコプターの音がしたり、TVで捜索のニュースが流れて、
現状は知っていたが、撮影には出向かなかった。
ご両親の気持ちを察すると、気が重たかったのです。
写真は遺体収容が終わった翌日撮影。

最近、こういった人的被害が出たり、民家が壊れている現場を見ると、
涙が出てくるようになった。
地震直後はなんともなかったが。

尚、警察では今後DNA鑑定を行って、身元の確定をするそうです。


★現在の阿蘇大橋付近


中腹で無人の重機による、砂防ダム建設が行われている。
山腹の崩落も直後より広くなっている。

ここに砂防ダムを造って、山からの土砂を食い止めることが出来るのか?
相当大きな砂防ダムが出来るのかな。


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更新 平成28年8月14日7時


★まだ至る所に地震被害の影響が


もう時期、本震発生から四ヶ月になるが、
まだまだライフラインが復旧していない場所があります。

写真の場所はまだ臨時給水所が設置してあって、
まだ水道が復旧していない近くの住民が、給水にやって来るのでしょうね。
黒いチューブが仮設の排水管で、あちらこちらに設置してある。


★再び美味しいアイスクリームが食べられる


写真は料理好きのダイアリーママが、どうしても探して運び出したい物の一つ、
「キッチンエイド」のスタンドミキサーです。


冷蔵庫や食器庫・オーブンなどが散乱した厨房。
ミキサーはそれらの下にあったが、執念で引きずりだした。
仮設に持って帰り、電源を入れたら動き出して、変速も問題なかった。
ミキサーは調理台から転げ落ちているはずだが、擦り傷だけで済んだ。

パン・ケーキづくりに欠かせない伝統的な定番の多機能ミキサーで、
やはり昔から伝統のある機械は、頑丈に出来ている。
これでダイアリー再開時には、またあの美味しいアイスクリームが食べられるなぁ。


★些細な事で大変恐縮ですが・・・





地震以降、道路の段差の警告の看板が設置されています。
皆さん運転には注意してください。

でもこの看板チョット変では?
普通「デコボコ」と言って、「凸凹」と書きませんかね。

ネットで調べてみました。

広辞苑より
「凸凹(でこぼこ)」
 物の表面に起伏があって平らでないこと。「―した道」「―な板」
「凹凸(おうとつ)」
 へこみと出っぱり。平らでないさま。また、一様でないさま。でこぼこ。「―が激しい」

違いがイマイチはっきりしないが・・・。

復旧復興には影響ないのですが、以前からチョット気になっていたので。
どーでもいい事で、お騒がせ致しました。


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更新 平成28年8月15日7時


★月光・鮎返りの滝


熊本地震で、鮎返りの滝もその周辺も大きく傷ついていた。
茶色の山肌は、全て今回の熊本地震で崩落した箇所。
滝の幅も広くなってしまった。


その滝を月夜に撮影。
月明かりが崩落した山肌も照らし、カメラは写し出していた。

拡大写真は「こちら


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更新 平成28年8月16日7時


★本震から四ヶ月

季節は春から夏へとなった。

あの日から四ヶ月が経った。
早いと思えば早いが、やっとと思えば長かった。
そんな複雑な気持ちで、四ヶ月目を迎えた。

本震発生以降、何もかもが変わった。
大地も、人々も、環境も、毎日の生活も、すべてが変わった。

夕闇迫る頃になると、窓の外ではヒグラシが「カナカナ、カナカナ」と鳴いている。
もともとヒグラシの鳴き声は、物悲しく聞こえるが、
今年は、一層寂しそうに聞こえる。
もうあの頃には戻れないのだろうなぁ。


地元の新聞に、毎日被害状況が載っている。
亡くなった方は72名。
全壊や半壊した住宅は163、000棟近くに上る。
まだ避難所(仮設住宅とは違う)は、50ヶ所もある。
それ以外に、まだ車中泊や庭にテントを貼って、生活を続けている方もあるが、
あまりにも被災者が多く、行政は全てを把握できていない状態。

南阿蘇に目を向けると、まだまだ周りの状況は変わっていない。
メルヘン村は今後どうなるのか。
これから先、何処でどんな残された人生を過ごすのか。

これらの答えが出るのは、もう少し先で、まだまだ時間がかかりそうだ。
ただ言えるのは「熊本・阿蘇は少しずつ復旧・復興へ向かっている」


★30年ぶりのかき氷

今の時期は本来なら、夏休みのしかもお盆あたりは、
ペンションは全国から来られるお客さんで大賑わいだが、
今年は寂しいかな状況が変わった。

仕方ないので、気分転換にかき氷を食べに行った。
阿蘇に来て、かき氷を食べるのは初めてで、30年ぶりのかき氷だ。


お店はネットで調べた久木野の「みそらや」
やけに車の出入りが多く、店外にも順番待ちのお客さんで賑わっていた。
なんでも福岡のテレビに紹介されたらしい。


抹茶あずき・ほうじ茶あずき・レモンあずきなどのかき氷は、
氷もフワフワしていて、口の中ですぐ溶けた。

30年ぶりに食べたかき氷は、進化?したかき氷であった。


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更新 平成28年8月17日7時


★花の付きが異常に多い

今年は花木の花が綺麗だ。
特にハナミズキやサルスベリなどが、綺麗に咲いている。


しかし咲いている花の数がやけに多い。
枝いっぱいに花をつけて、見る方は見事な花でいいのだが、
なんだか不気味だ。
これも地震の影響か?

多分地震で大地が揺れたので、地中の根っこが大地の異常を感知して、
子孫を残すために、大量の花を咲かせて、花粉を集める虫達を多く呼んでいるのか。

こんな所にも地震の影響が出ている。


★新しい散歩道にキツネノカミソリが咲いている

犬の散歩はいつも決まったルートが良いと、以前何かで聞いた。

10年以上通っていたシュウのいつもの散歩道は、
地震発生以降めまぐるしく変わっていった。

でもここに来てから、やっといつもの散歩道が出来てきた。
これからはこれで落ち着いて、散歩が出来るだろう。


その散歩道の木陰にキツネノカミソリが咲いていた。
朝の散歩は涼しいが、夕方の散歩は木陰でもやっぱり暑いので、
シュウは舌を出して、ゼイゼイと言って暑そうだった。


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更新 平成28年8月18日7時


★南阿蘇村加勢地区

南阿蘇村の河陽郵便局の裏側に「加勢地区」があります。
ここは田んぼが広がっていて、すぐ側に白川が流れ、小さなクヌギ林もあって、
写真撮影の被写体に事欠かない場所で、
私のとっておきの撮影フィールドです。

地震発生後、初めて足を踏み入れた。
集落の民家は、ブルーシートが掛けてあったり、倒れかけていた家もあった。
ここにも地震の爪痕が残っていた。


でも田んぼは無事田植えも出来て、一面の緑の海となっていた。
軽トラで回ってきたオジサンに話を聞いたら、
ここは水源は大丈夫だったらしい。
今年も美味しいお米が収穫できそうだ。


白川の対岸は、残念ながら斜面の崩落が見られた。
こんなシーンは至る所で目にする。


ここの田んぼの向かいには、例の「夜峰山」を望むことが出来る。
山頂にあるテレビの中継所の小屋が、傾いているのがわかる。
現在は使われていない。


集落の中に南阿蘇鉄道の加勢駅がある。
今は中松駅で折り返し運転になっていて、
ここまで列車は通っていないので、線路は赤茶色に錆びていた。
線路沿いの草は、先日ボランティアの皆さんが草刈りをされたので、キレイになっていた。
ここに列車が通れるようになるのはいつの日か。


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更新 平成28年8月19日7時


★いつもと違う今年の夏休み


ダイアリーには必要な物を取り出すために、時々戻っているが、
庭は草が伸びきっている。
夏は草が伸びるのが早いので、よく草刈りをしていたが。
写真の中央には階段があるはずだが、草で覆われてよくわからない状態だ。


いつもの夏休みは、夜になると庭のライトトラップに、カブトムシやクワガタが飛んできて、
それを目当ての子供たちで賑わっていた。
写真のライトトラップは私の手作りです。


しかし今年はいつもと違う夏休みになった・・・。
今は子供たちの声はなくなり、
ライトトラップの柱だけが伸びきった草の中に、寂しく立っていた。

もうここに白いシーツを掛けたり、蛍光灯を点けたりすることはないのか。
カブトムシを追いかける子供たちの声を、再び聞くことが出来るのか。

それは地質調査の結果次第である。


★予感

夕方の散歩の時、上空にあやしい雲が覆ってきた。
これは夕立が来そうだ。

大慌てで帰宅したら、雷とともに豪雨が襲ってきた。
間一髪だった。
夕立の後は涼しくなるので歓迎するが、日中は相変わらず酷暑続きで嫌になる。


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更新 平成28年8月20日6時


★ダイアリー解体は9月中旬に決定

昨日、公費による家屋の解体運搬の事前確認がありました。

通常解体は個人負担でしなければいけないが、
災害の場合罹災証明が「半壊」以上なら、行政が負担してくれます。
ダイアリーの規模なら400〜500万円かかるので、大変ありがたい。


打ち合わせでは、「解体は9月中旬を予定している」と言われたので驚いた。
申請に行った時は、解体申し込みが多く、
早くて1年、遅くなったら2年はかかりますと言われていたので。

理由を聞いたら、危険地域から解体を始める方針で、
メルヘン村で申請したのはまだ2軒だけで、ダイアリー解体が早くなったらしい。
そうかメルヘン村は、危険地域に指定されているのか。

必要な物の運び出しは、秋になって涼しくなったら、
ボチボチ始めようとゆっくりしていたが、そうもいかなくなった。
来週からホームセンターで、空いたダンボールをもらって片付けを始めよう。
「でも暑いなぁ」「蚊も多いしなぁ」と言っていられない、頑張るしかない。

その前に浄化槽の汚物抜きと消毒を依頼して、
プロパンガスボンベの運び出しも連絡しなければ。
急に忙しくなった。


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更新 平成28年8月21日7時


★まだまだ暑い阿蘇


相変わらず猛暑が続いているが、
田んぼの稲は、実が大きくなって、今年も豊作だろう。


田んぼが広がる一角に、小さな水源がある。
以前名前を聞いたが忘れてしまった。
この小さな窪地に水が湧き出していて、湧水地を作っている。

ここにシラサギとアオサギがいたが、私の気配を感じて、飛び去って撮り損なった。

とにかく南阿蘇は、こういった小さな水源がアチコチにあり、
豊富で綺麗な水が絶え間なく湧き出ている、「湧水の村」でもあるのだ。
だから阿蘇で出来るお米は旨い。

広がる緑の田園・夏空に立ち昇る入道雲、
ここにいると地震の事を忘れる。


★今年も「南阿蘇村・谷人たちの美術館」開催



ちょっと早いご案内ですが、
例年通り谷人たちの美術館が開催されます。

地震後は休業していた店も、現在は多くが営業再開していて、
34軒のギャラリーや、23軒のお店が参加します。

是非皆さんも、秋の南阿蘇を感じながら、
美術館めぐりをしてゆっくりお過しください。

そして復興が始まった南阿蘇の現状を、お友達にも伝えて下さい。


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更新 平成28年8月22日6時


★阿蘇大橋架け替え説明会


先日、栃木公民館で阿蘇大橋架け替えに関する、住民説明会が行われた。
参加して気づいたが、今回は架け替えのための測量や立ち入りなど、
直接関係がある栃木住民のための会だった。
自分は今は栃木行政区のみなし仮設に入っているので、案内が入っていたようだ。
でも自分も同じ南阿蘇村の住民だから、オブザーバーとして参加した。
出席者は、国・県・村の担当者だった。

質問は、
新阿蘇大橋はいつ完成するのか。
国道合流地点では、渋滞が発生するので対策を。
などだったが、
質問の特徴として、阿蘇大橋の架け替えよりも、
「長陽大橋」の早期通行を希望した声が多かった。
自分も新阿蘇大橋を待つより、長陽大橋再開のほうが早く出来るのではと思っている。

しかし長陽大橋の担当は立野ダム建設チームで、当日は出席していなかったので、
明確な回答はなかった。

そういえば、長陽大橋とそこへ通じる道路は、
立野ダム工事のために造られたと聞いていた。

工事の担当箇所が変われば、内容がわからないのは仕方ないが、
住民には情報が行き渡るようにしてほしい。
一番困っているのは、そこで生活している皆んなだから。


★トリプル台風が列島を狙っている


3つの台風が日本列島に近づいている。

特に九州に関係のあるのは10号で、南へ下がっていて変な動きをしている。

熊本では多くの倒壊した家屋が、そのままの状態に残っていて、
台風で倒壊しそうな家屋が倒れたり、災害廃材が飛ばされて、新たな被害が出そうだ。
また自宅の庭にテントを張ったり、車中泊を続けている人もいる。

地震の後は大雨による災害。
その上、今度は台風。
新しい被害は絶対にダメだ。

だから
来るなよ。
絶対に来るなよ。
さっさと消滅しろ。


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更新 平成28年8月23日6時


★残月


今は朝5時に起床。
まだ薄暗が、シュウの朝の散歩に出かける。
以前はまだまだ明るかったが、夏至を過ぎてからは、夜明けがだんだん遅くなった。
だから地震で亀裂の入った薄暗い歩道を、足元に気を付けながら歩いている。

散歩道にある災害廃棄物集積場の西の空には、残月が白く輝いていた。
このグレーのシートの中側には、廃棄物が山積みにされている。
住民に見えないように、配慮されているのだろうか。

空は雲一つなく晴れわたっていた。
今日も暑くなるのだろうなぁ。
さて今日もダイアリーに戻って、必要な物を運び出そうか。


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更新 平成28年8月24日7時


★運び出しは汗ビッショリ

今は9月の解体にむけて、必要な小物の運び出しをしています。
しかし相変わらずの猛暑で、作業中も汗ビッショリ。
しかも蚊の攻撃で大変です。

二人共前期高齢者なので、身体に応えます。
特に私は虚弱体質で、忍耐力がないので・・・。
作業も午前中の2時間が限度で、
昼からは仮設でクーラーを効かせて、二人共グダーとしています。


やって来たばかりの「ekスポーツ」は早くも荷物運搬に大活躍。
まさか九州まで来て、トラックになるとは思ってもいなかっただろう。
スマンです。

本当は阿蘇から九重への高原道路を、ターボと四駆を駆使して、
思いっきり走ろうと思っていたが、暫くはお預けとなった。


★懐かしいパンフレット


散乱している家具を片付けていると、懐かしいダイアリーのパンフレットが出てきた。


そうとう昔の物で、建物の色が薄青色の頃だ。

建物の色は、
木の地肌→薄青色→濃いい青色と変化していった。

夕焼けの建物は、今回の地震で有名になった京都大学の火山研究所で、
この写真はダイアリーの玄関前で撮った。

ポエムも入れていた。
「遠い風景が流れた・・・きのう
 ゆっくりと音楽が流れる・・・きょう
 そして
 静かな時が流れそうな・・・あした」
んー詩人だね。


★日本列島は災害列島

一週間に3つの台風に襲われた北海道では、残念ながら大きな被害が発生しました。
今度は台風10号が九州を狙っている。
その東側には新しい台風も発生しそうだ。

・昨年の5月の鹿児島口永良部島の噴火。
・6月には箱根の大涌谷の噴火。
・鬼怒川の氾濫で、自衛隊のヘリコプターによる救出を、LIVEでハラハラしながら見たのは、ちょうど一年前。
・そして今年の熊本地震。
日本列島の何処に住めば、自然災害から逃れるのか。
日本人の宿命なのか。


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更新 平成28年8月25日7時


★8月23日は処暑だった


早朝、夜峰山の上空には、冬の星のシリウスが輝いていた。
シリウスは地球から見える星の中で、一番明るく輝いている。
星空は、もう冬を迎えていた。

ところで23日は二十四節気の処暑(しょしょ)だった。
処暑とは、暑さが落ち着いて収まるという意味で、そろそろ夏も終わりということか。
だからか昨日の夕方は、小雨の後、涼しい風が吹き抜けて、久しぶりにクーラーをつけなかった。


★家屋解体に向けて


いよいよメルヘン村でも家屋の解体が始まる。
その準備が始まったが、巨木が重機の搬入に邪魔になるので、
道路にハミ出した幹だけを、切り落としていた。

しかしこの木、デッカイですね。
作業員と比べてもデッカイのが判ります。
種類は不明だが「エノキ」ではないかな。
この大きさから樹齢は200年以上では?。
もし地震がなければ、伐られる事もなかっただろうに。


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更新 平成28年8月26日7時


★なかなか進まない取捨選択

今は午前中、ダイアリーに戻って、廃棄するもの取って置く物の、選別をしている。

今回を機会に思いっきって捨ててしまおうと思うけど、
ダイアリー30年の歴史があるので、なかなか捨てられない。
全てに物語があるから。


捨てようか、いや取っとこうかな。
今日も座り込んで、考えてしまう。

蚊対策で長袖を着ているので、余計に暑い!


★超レア物発見

そんな中、引き出しの奥から、超レアな物を見つけた。


写真の電卓は、今から約40年前の物で、シャープのピタゴラス。
この電卓の特徴は、関数計算が可能なのだ。
当時は珍しく、しかも価格も高かった。

ナゼこの電卓を持っていたか、
ペンションの前は、普通の会社員で、電気関係の仕事をしていた。
それで電気の資格の「電験三種」を取得するための、受験用として購入した。

スイッチを入れたが、当然電池切れで動かなかった。
電池を入れ替えたら動くかな。

でもサイン・コサイン・タンジェントってどうだっけ?
当時はスイスイ(?)使っていた記憶があるが、
もう使えないなぁ。
と言っても日常生活で、関数を使うこともない。
今はお金の計算だけだから。


★イタリアで大地震

イタリアで大地震が発生して、犠牲者が多数出ているとTVで報道している。
映像を見ると、倒壊している建物はレンガ造りの古い家のようだ。
しかもここは風光明媚な町並みが続く観光地で、観光客も巻き込まれているみたいで、
はっきりとした被害はまだ不明とのこと。
熊本阿蘇も同じような観光地で、他人事とは思えません。


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更新 平成28年8月27日7時


★そうめんを食べに

毎日ダイアリーへ戻って暑い中、作業を繰り返していたが、流石にくたびれたので、
昨日は休みにして、気分転換に高千穂へそうめんを食べに行った。
ekスポーツの走りチェックも兼ねて。

まだ夏休み期間中ということで、観光客でいっぱいだった。
ここを見る限りでは、地震の観光への影響は少なかったのか。

駐車場では管理のオジサンが、車のナンバープレートを見て、
「熊本は地震で大変だったね」と言った。
「熊本の何処ね」
「南阿蘇村です」
「そうかね。今は熊本の人は駐車料はいりません」
「???」
なるほど熊本地震の復興支援の一環だろう。
有りがたくお言葉に甘えた。

しかしここに来てまでも、地震の影響があるとは複雑だ。
人によっては地震のことは忘れて涼を求めて、
ここに来る人もいるかもしれないので。
でも善意も大変嬉しいので、ここは素直に頂いた。


皆さんよくご存知の真名井の滝。
高千穂といえば、このシーンの写真ですよね。
でも川面はボートで渋滞していた。


高千穂峡は阿蘇山から流れ出た溶岩流から出来た、柱状節理が見られます。
これ全部阿蘇山から流れ着いたのですね。
阿蘇山の活動のデッカさを、体感できます。


そうめんと田舎料理のセットを頂きました。
喉を通る冷たいそうめんが、涼を誘い美味しかった。

ところでekスポーツの走りだが、流石にターボと四駆。
高森峠で後続車が、いつの間にかバックミラーから消えてしまうほどだ。
平坦道ではトロトロと、峠道ではアクセルは踏み込んでの、
自分の運転スタイルにぴったりだ。


★アドレス変更


谷人たちの美術館のサイトのアドレスが変更になりました。
上記アドレスが正しいです。
よろしくお願い致します。


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更新 平成28年8月28日7時


★被災地を癒やす天の川


仮設のTV中継塔がある「観音桜展望台」に、天の川を撮りに行きました。
散歩道からも中継塔が見えます。


今回は街灯がないので、天の川はよく写りました。
左が仮設のTV中継塔。

拡大写真は「こちら

ちなみに「天の川」は太陽系がある「銀河系」の別名で、
この雲のようなのが星の集まりで、星が約2000億個あると言われている。
太陽のような星が、約2000億個集まっているのですね。

しかも全宇宙には「銀河系」のような星の集団が、約2000億個もあると言われている。
壮大な宇宙に思いを馳せながら、星空を眺めいてると、色々な出来事を忘れさせる。
この時間だけは・・・。


阿蘇五岳も入れて撮りました。
北向きは銀河系の外側を見るので、星も少なくハッキリと写っていない。


逆に南向きは、銀河系の中心部を見るので、星々が多く写っている。
雲のようなのが天の川で、全て星ですね。
偶然流れ星も写っていた。


地上の星々も綺麗だった。
南阿蘇平野は田舎だが、意外と街灯が多いですね。

右上の光の線は、航空機の光跡。


帰り際、車の側で野ウサギを見た。
暗闇でじーっとこちらを伺っていたので、私もじーっとしていた。
そのうちウサギは飽きたのか、暗闇に消えていった。

やっぱり阿蘇はいいなぁ。
朝も昼もそして夜も、疲れた身体を癒やしてくれる、一日の壮大なドラマがある。
涼しい夜風が秋の気配を感じさせる、ある夜の出来事でした。


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更新 平成28年8月29日6時


★南阿蘇ミーティング2016夏・がんばるばい熊本

昨日アスペクタにて、熊本地震復興イベントが行われました。
予報では大雨だったが、あることが気になって出掛けてみました。

雨は大したことはなかったが、ステージ周りの観客は閑散としていた。


でもフードコーナーは無料ということもあって、家族連れで混雑していた。
だご汁・たこ焼き・とうもろこし・お好み焼き・かき氷などが無料だったのだ。


写真のブースは、筍ご飯のサービスがあったが、
ここは自分の出身地の山口県宇部市からの出店だった。
この事は事前に新聞の記事で知っていたので、それが今日来た理由だった。

でも生まれてからずーっと宇部で暮らしていたが、
宇部が「筍」の特産地なんて一度も聞いたことなかった。
ダイアリーママも同じだ。

しかしブースの垂れ幕を見てわかった。
「吉部(きべ)」ってたしか宇部ではなく、山奥(失礼)の楠町にある地区では?
店のご主人に聞いたら、合併して宇部市になったとのこと。
こちらはちゃきちゃきの宇部市内っ子なので、会話が続かなかった。

またお客への対応で忙しそうだったので、その場を離れたが、
当日の早朝山口を出発して、到着してすぐに準備に取り掛かられたそうで、
お疲れの様子でした。
遠い所、駆け付けてくださいまして有難うございました。


頂いた炊きたての筍ご飯のおにぎりは、大変美味しかった。
ほかにだご汁とかき氷も頂いた。

同じ地区の被災者の人達にも、久しぶりに出会った。
仮設に入り、皆んな離れ離れになったので、
「今何処にいる?」「これからどうする?」と会話が弾んだ。
「また連絡をちょうだいね」「これからも頑張ろうね」と別れたが、
皆んな悩みは同じだった。


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更新 平成28年8月30日7時


★寒〜い


今朝の外気は、17.5度!
つい先日まで、日中は34度になって、猛暑が続いたというのに。
なんでも「寒冷渦」というものが西日本を覆って、
北の冷たい空気を、引き込んできているらしい。

それにしても寒い。
半袖では耐えられない。


★新しい仏壇はちょっとモダン


仏壇が4月16日の本震で壊れてしまいました。
仏壇の扉が外れて、簡単に修理も出来ないので、新しく購入した。

新しいのはちょっとモダンでコンパクトな仏壇にしました。
今まで避難所生活では、なかなか線香もあげられなかったが、
これでご先祖様も、ゆっくりお休み出来ると思います。


★いよいよ解体開始

メルヘン村で解体が始まりました。
と言ってもダイアリーではなく、他所のペンションです。
ダイアリーの解体は9月の中旬で、今は運び出しに忙しい毎日です。

でも長年住み慣れた家が、こんな出来事で解体されるのは、寂しいですよね。
あの日がなければ・・・。
我が家が解体される時は、耐えられるかなぁ。


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更新 平成28年8月31日7時


★現在の阿蘇大橋崩落現場

写真はメルヘン村からの撮影。
手前下の杉林で見えないが、下は阿蘇大橋があった所で、
現在大規模な砂防ダムの建設が行われている。


黄色い線の内側が、地震とその後の大雨で崩落した山の斜面。
その上で重機が作業をしていた。

何をしているのか?
多分、まだ崩落していない箇所の調査のため杉の木や草を刈って、
斜面の状態を確認しているのではないかな。

新阿蘇大橋は少し下流、写真では左側に掛けられるので、
砂防ダムなどの建設は、国道57号線の復旧のためだろう。


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9月1日からは6ページ目をアップします。
6ページ目は「こちら
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最終更新日2016年8月31日
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