2010/2/記
皆さんは「龍」をご存じですね。
もちろん実物を見たことないのは当然ですが・・・・

龍は伝説上の生き物で、世界中に伝説があり、アジアは「龍」、西洋では「ドラゴン」などと呼ばれています。
東洋では、鯉が滝のぼりに成功したら、そのまま天に昇って龍になったり、長寿の蛇が龍になるなど。
また各地に、沼や池・滝があると必ず龍神伝説があったりと、昔から日本人の生活に欠かせない信仰の対象となっていますね。

熊本県菊池市の龍門ダムがある地区には、その名の通り龍伝説が数多くあります。
このページは、ひょんな事からその地区に、龍脈を探しに訪れたドキュメントです。←こんな大袈裟な物ではないのですが・・・。

一番最後の「超ビックリの番外編」に、本当にビックリする写真も掲載しています。

尚、このページはスピリチュアルに興味のある素人が、中途半端な知識に基づいて書いていますので、内容に関しては責任は負えません。
肩肘張らずに、気楽にお読みください。

下の写真は平成21年11月11日、西の空を撮影したものです。
当日は風も強く、ゴーという風の音と共に、風に流されて雲の形も勢いよく変化していました。
この赤く染まった雲を、ただの夕焼け雲と見るか、
はたまた、空を乱舞する赤い龍と見るかは、それは皆さんの自由ですが。


熊本菊池龍門・龍神伝説


プロローグ
そもそも事の発端は、
今年(平成22年)の運勢を調べたら、六白金星の私は、
「此星は大吉にして信仰の人は龍の水を得たるが如く幸運なり」とありました。

龍の水を得たるが如く・・・・

なるほど!では、龍神様に願掛けに参ろう!
と、八大龍王で有名な菊池市龍門地区の「神龍八大龍王神社」に行くことにしました。
まあ、単純と言えば単純ですが・・・・。

熊本県山都町蘇陽地区の幣立神社にも、同じ八大龍王伝説がありますが、今回はこちらに参拝する事にしました。

なぜそうしたか、その時は別に何も思わなかったのですが、
後から考えると、何かが引き寄せたのかな?と思わざるを得ない事が起きたのです。

神龍八大龍王神社には、もう何度も行った事がありましたが、
今回は心新たに参拝するために、事前にこの神社の事を色々調べました。

あるサイトに、この神社の北に「穴川」という地区があり、
もしかしたら、風水で言う龍脈の大地のエネルギー(気)が湧き出ている「穴(ケツ)」ではないか?

で、マップを見たら、この地区に神社の記号がありました。
この地区にはなにかある!この神社に行かなければ!
そして行って来ました。
では、続きをどうぞ。


スピリチュアルがいっぱいの「神龍八大龍王神社」

まずは「神龍八大龍王神社」

この神社は、

八大龍王が高知県の龍王岬→徳島県の東龍王山・西龍王山→大阪生駒山→徳島→西暦1575年に菊池に移住して、現在に至るとされています。

境内は、うっそうと生い茂る竹林を通って、大きな杉の木に覆われた、それは々伝説の雰囲気と、マイナスイオンが満ち溢れた場所です。

祠の後ろには、根元から二つに分かれた大きな「夫婦杉」があります。
この杉もご神体の一つとされています。

熊本菊池龍門・神龍八大龍王神社

熊本菊池龍門・神龍八大龍王神社

熊本菊池龍門・神龍八大龍王神社 裏手を流れる川には、「男滝」「女滝」の伝説のある淵もあります。

また境内には、縁結びの「愛染明王神」も祀られ、
学業成就・合格祈願・縁結び・商売繁盛・開運招副で大変有名です。

熊本菊池龍門・神龍八大龍王神社「福蛇の袴」 本物の蛇の脱け殻を、龍のうろこに見立てて出来ている御守り「福蛇の袴」 もあります。

こちらは現在「きくち観光物産館」で販売しています。


日本有数の規模を誇る「龍門ダム」

熊本菊池龍門・龍神伝説「龍門ダム」

堤高は約100mもあり、型式は重力式コンクリートダムとロックフィルダムの複合型で、この形式のダムとしては日本で最も高いダムです。

菊池川の治水及び利水を目的とした特定多目的ダムであり、なんと福岡市への水需要にも一役買っているそうです。

ダム湖は斑蛇口湖(はんじゃくこ)と命名され、ウォータースポットとしても利用されています。

「神龍八代龍王神社」は、このダムのすぐ下の下流にあります。


「穴川」地区は大地のエネルギーが湧き出ている穴(けつ)?

熊本菊池龍門・龍神伝説「穴川」

熊本菊池龍門・龍神伝説「穴川」

穴川に行きました。

予想に反して(失礼!)、戸数も沢山ある集落でした。

で、問題の神社はすぐにわかりましたが、日当たりのいい集落の中央にあり、お正月には有名な神楽が奉納され、地元では有名な神社でした。

しかも名前が「菅原神社」で、ご神体は菅原道真でしょうかね?

うっそうとした森の中にある、古びた社殿をイメージしていたので、ちょっと違うかなと、気力ダウンしました。

その時、ちょうど巡回中の駐在さんが私たちを見て、話しかけてきました。

その駐在さんの話の中に、ここから北へ車で上っていくと、きれいな湧き水が出ている所があるとのこと。

折角来たのだからと、その湧水のあるところまで行きました。

しかしそこで見たのは、驚きの光景でした!


大地のエネルギーが吹き出ている?「大滝」

熊本菊池龍門・龍神伝説「大滝」

その湧水は「大滝(おたき)」と言う、くまもとの名水100選に選ばれていました。

でも滝自体の落差は約5〜6メートル位の小さな滝で、なんで大滝なんだろうと不思議でした。


熊本菊池龍門・龍神伝説「大滝」

しかし、しかし、その滝の左側に注目した時、驚愕で鳥肌が立ちました。←ちょっと大げさか?

写真全体に写っている、山壁と言うか岩盤全体から水が湧き出ているです!

しかも無数の水が、幾重もの水の筋となって、流れ落ちているのです。

それを見た瞬間、ある説が頭をよぎりました。

なぜこの湧水を見て、驚愕で鳥肌が立ったか?

ある説とは?


熊本菊池龍門・龍神伝説「大滝」

一番上の写真は、名水百選のプレート


中央の写真の、右の紺色の車の奥に小さな滝がある。
山肌一面を覆うフェンスは、岩の崩落防止用。
左の白い車は、湧水を汲みに来ている市民。


下の写真は、岩盤を伝って落ちる湧水。
水で岩が白く光っている。
この状態が、山肌全体に見られます。


ここに一つの龍脈説が浮かぶ

熊本菊池龍門・龍神伝説

で、吹き出た水の流れを見て、頭をよぎった説とは。

ここからは、独断で勝手な解釈ですが・・・・・。

風水で言う、大地のエネルギー(気)の流れは、龍脈となって、南方(有明海)から大地の奥深く遡ってくる。

そのエネルギーが「大滝」で溢れ出し、

「穴川」→「斑蛇口」そして「神龍八大龍王神社」にたどり着く。

ここに一本の龍脈のラインが見えてきました。

龍門には、やはり何かあると、強く確信した次第です。

ますます好きになった龍門でした。


しかし、よく考えたら、

もし、穴川で駐在さんに会わなかったら、「大滝」に行かなかったので、この説を発見できなかった。

プロローグに「後から考えると、何かが引き寄せたのかな?と思わざるを得ない事が起きたのです」と書きましたが、この事です。

やっぱり不思議ですね。


以上で、この旅も終りです。

興味をもたれた方、なんのこっちゃ?と思われた方も、一度龍門地区へ訪れてみませんか。

眼下に広がるダム湖やその周りの景観は、スピリチュアル抜きでも、大変気持いいものです。風景浴に最適ですよ。

「斑蛇口」は龍門湖のある付近の地名です。



斑蛇口は、はんじゃくと読みます

熊本菊池龍門・龍神伝説「斑蛇口」

斑蛇口は、ダムより上流の地区の名前で、多くはダム湖下に水没しています。

ネットやマップには「斑」ですが、道路標識にはなぜか「班」の漢字が使われています。なぜ?

ここにも白蛇の伝説があったそうです。

しかし「斑」とは、

「斑(はん)は、皮膚疾患などでみられる皮疹の一つ。皮膚の表面は盛り上がっておらず平坦で、かつ限局した病的な変化である」と、あります。

この事が白蛇伝説と、どう言う関係があるのでしょうかね?


付録「八大龍王とは」

龍王は、古代インドではナーガという半身半蛇であったが、中国や日本で龍を神格化したもので、龍神として信仰されてきました。
昔から雨乞いの神様として祀られ、各地に八大龍王の神社があります。

八大龍王は、
1難陀(なんだ)
2跋難陀(ばつなんだ )
3娑伽羅(しゃがら)
4和修吉(わしゆきつ)
5徳叉迦(とくしゃか)
6阿那婆羅(あなばら)
7摩那斯(まなし)
8優鉢羅(うばら)
とされる。

なんか難しい漢字が続きますが、雨を降らす神や、九頭一身の竜王、竜宮の王などです。
詳しくはネットで調べてね。

龍王は西暦824年に高知県の龍王岬に上陸、西暦1069年に徳島県の東龍王山・西龍王山に移住、その後西暦1312年に大阪生駒山に移動、その後徳島に戻り、西暦1575年に菊池に移住して現在に至るとされています。



超ビックリの番外編

その後何度か「大滝」に行きました。
が、あるとき携帯で何気なく撮った、大滝の写真を見てびっくりしました。
なっなっなんと!そこに巨大な蛇が写っていました。
それは山壁を上から下へゆっくり降りて来て、何かを狙っている様です。
頭は岩がそうと見られるかもしれませんが、胴体部分はなぜか水色にもやっていますね。
不思議ですね。
やっぱりここには何かが・・・・ある!
けっして画像処理を、しているのではないですよ!


熊本菊池龍門・龍神伝説「大蛇」
熊本菊池龍門・龍神伝説「大蛇」



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